先日からスタートいたしました8月の企画展「LOUNGE COFFEE MUSIC」。
この企画の主軸となる「雨と休日」寺田さんがセレクトしてくださった音楽と、音楽と珈琲のある場所に似合う本をセレクトしてくれたsuiranさんの本棚。
その中から私たちのオススメの本とCDを、会期中に少しずつリレーでご紹介してゆきたいと思います。

「LOUNGE COFFEE MUSIC」本と音楽 #1
音楽　j.s.bacha 無伴奏チェロ組曲（全曲）／ANNER BYLSMA,(チェロ&チェロ・ピッコロ)79年録音
本　　大坊珈琲店／大坊勝次

j.s.bacha 無伴奏チェロ組曲（全曲）
クラッシック音楽に明るくない方も、どこかしらで耳にしたことがあるであろう、あまりにも有名な無伴奏チェロ組曲。
様々な演奏家の方の録音がありますが、ヨーヨー・マにも影響を与えたチェロの名士 ANNER BYLSMA アンナー・ビルスマによる、バッハの生きた時代の古楽器バロック・チェロでの最初の録音。
バロック・チェロの特徴を活かし、親密で語るようなフレージング、多彩なニュアンスを聴かせてくれる。人間の言葉のような温かさをもつチェロの音色、穏やかに語りかけてくるような安心感が心地よい1枚です。

大坊珈琲店
こちらは suiranさんセレクト本でなくmatka扱いから。
先日上映した「A FILM ABOUT COFFEE」の1シーンで登場した大坊勝次さんの、珈琲へのこだわりと、印象的なエピソードを綴ったエッセイ、大坊珈琲店にご縁のある35人の寄稿文からなる1冊です。
もともとは閉店時に1000部限定で制作された私家本を改訂したもの。デザインは私家本同様、猿山修さんが手がけ、大坊珈琲店を思わせる静謐な雰囲気が漂う装幀となっている。好きなコーヒーや喫茶店がひとつあるだけで、日常が豊かになることを感じさせてくれます。

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ほどよく絞られたジャズに器、本。
matkaもこの会期中は大坊珈琲店のような居心地の良さを提供できればと、
大坊さんのお店にあったようなクラッシックなチーズケーキをご用意してお待ちしております。