あらたな場へ

2020.08.31

あらたな場のお披露目の日が近づいてまいりました。
移転を決意した事を後悔する程挫けそうになった時期もあったリノベーション 。
厳しい暑さの中お手伝いに通ってくれた友人、知人、のんびりペースの私達の我がまま、思いつきに優しく付き合ってくれる職人さん達のお陰で、あらたな場はとても心地よい空気が流れ始めています。

大きなバス通りに面した本町matkaとは一転、とても静かで涼やかな風の通るあらたな場。

指先ひとつで、生きてゆく為の全ての事が手に入るかのように思える今。
お花見を禁じられた春に私達が感じた憤りは、この世の中の流れに流される事を止める事でした。
その思いが愛着のある本町matkaを離れるという決意をした大きな理由。

あらたな場は昭和に造成された住宅地の端、人の住む場と自然との境界線に存在する古い一軒家となります。
私達の生活スペースにギャラリーが付随するスタイルとなります。
より暮らしに近く、より自然に近く、人と人の距離を程よく。
閉鎖的な場所だからこそ、人の心は緩み解けてゆく。
住所非公開・完全予約制となりますが、ご来場いただきましたお一人お一人がごゆっくりと寛ぎ、ゆったりと作品を楽しみ手にとっていただける場となっております。
場の持つ力は何物にも替えられず続いていってほしい、という私達のわがままです。

変化の時、新たな matka のスタートを祝福していただけますと幸いです。

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