道草展 2018.8.4 satー8.26 sun 升たか

2018.08.01

道草展参加作家さんご紹介の最後のお一人、升たかさん。
先日の記事にも書かせていただきましたが、今回の企画展は、数年前の升たかさんとのふとした会話の中で、升さんの「作家も道草したほうが良いよね。」という言葉から始まったものです。
真っ直ぐ目標に進むのが苦手で道草ばかりの私たちには、とてもとても魅力的な言葉でした。
目の前にやらなくてはいけないことが山積みで、次から次に展覧会をこなし、常に納品待ちのリストを沢山お持ちの作家さん達に、ドキドキしながら「道草してみませんか。」と声をかけ続けた2年間。
こんなにも多くの作家さんが参加してくださるとは、私たちも思いもよらなかったのです。

「道草」の言葉を投げかけてくれた升たかさんも、もちろん参加してくださることに。
どこの国とも区分けがつかぬ、独特の絵付け。
繊細で巧みな筆使いで描かれた器たちは、眺めても、使ってみてもため息がでる。
そんな升さんから届く道草作品。升たかさんの世界観を堪能できる展覧会となりそうです。

升たか
1946 長崎県出身
1967 劇団・天井桟敷入団
1976 サンフランシスコ・アカデミーオブアート留学
1983 1983日本イラストレーション展・銀賞受賞
1993 青木繁記念大賞展・大賞受賞
1995 別府現代絵画展・大賞受賞
1997 作陶を始める
2000~ 個展を中心に活動
2011 アートフェアー東京出品

みちくさ展
2018年8月4日(土) - 8月26日(日)
open 11:00-19:00
会期中休業日 7・8・14・15・21・22日
参加作家 安齋新・厚子、生形由香、SOK(鈴木絵里加)、只木芳明、長谷川奈津、林拓児、船串篤司、升たか

みちくさ
その言葉には何か惹かれるものがある。
いつもの道をちょっとだけ立ち止まる、ちょっとだけ外れてみる。
なんだか気がつけば陽が暮れていて、
つまらない事に随分と時間をついやしてしまったと慌てて帰途につくが、
そんな時にこそ出逢える大切なモノやコトがある。
民具なのか、はたまた手づくりの玩具なのか、無意識に手の中の記憶を辿るように作り出すモノたち。
工芸やアートピースとは違い、モノを作る愉しみの原初を辿る時間。
普段「器作り」をしている8名の作家たちが、ほんの少しだけ「道草」をしてみる企画展です。
道草作品と普段の器をあわせて展示販売致します。

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