2018.8.4 satー8.26 sun 生形由香

2018.07.31

一目見て直ぐに彼女の作品だと気づくほど、トロリとした印象の釉と美しい彫りが特徴的な生形由香さんの作品。
その釉薬の流れる様は何とも表現し難い柔らかさで静かに佇み、その場にあるだけで周りの空気を清浄なものに変えてくれる。
昨年matkaでの個展時に届けられた新しい黄色い釉薬も、彼女らしい落ち着いた色味でした。
手の込んだ彫りが施されているのに、華美になり過ぎず、普段の生活にスッとなじんでくれる生形さんの作品達。
彼女の手からはどんな道草作品が届けられるのでしょう。

会期スタートまで後数日。
作品の到着が楽しみで仕方ないのです。

生形由香
2004 愛知県立窯業高等技術専門校 修了
   益子焼窯元勤務
2008 益子町にて作陶をはじめる

みちくさ展
2018年8月4日(土) - 8月26日(日)
open 11:00-19:00
会期中休業日 7・8・14・15・21・22日
参加作家 安齋新・厚子、生形由香、SOK(鈴木絵里加)、只木芳明、長谷川奈津、林拓児、船串篤司、升たか

みちくさ
その言葉には何か惹かれるものがある。
いつもの道をちょっとだけ立ち止まる、ちょっとだけ外れてみる。
なんだか気がつけば陽が暮れていて、
つまらない事に随分と時間をついやしてしまったと慌てて帰途につくが、
そんな時にこそ出逢える大切なモノやコトがある。
民具なのか、はたまた手づくりの玩具なのか、無意識に手の中の記憶を辿るように作り出すモノたち。
工芸やアートピースとは違い、モノを作る愉しみの原初を辿る時間。
普段「器作り」をしている8組の作家たちが、ほんの少しだけ「道草」をしてみる企画展です。
道草作品と普段の器をあわせて展示販売致します。

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