道草展 2018.8.4 satー8.26 sun 道草作品 升たか、船串篤司

2018.08.25

道草作品最後の紹介。
この企画の発案者でもある升たかさんからの作品は、一見キャンパスに描かれたようにも見える陶像。
もともとイラストトレーターであられた升さんの筆は、確かな才能と自信に溢れ、いつもの事ながらかなわないなと思う。
そこには升さん自身が辿ってきた人生と時代が表れているからなのだと。

いつもは端麗な釉薬とフォルムが特徴的な船串さんの作品。
そんな船串さんからは、いつもの作風からガラリと変わったこんな作品が届いた事が私たちはとても嬉しい。
定番の形ばかりが表に出てしまったが為に、中々次へと進みにくいのではと心配になることも。
岩石のカケラのように見えるのは、彼のテストピースの数々。
いつもの器作りから一歩離れ、新たな作品の種となるもの達。
ゆっくりのんびりペースの彼らしい道草作品です。

みちくさ展
2018年8月4日(土) - 8月26日(日)
open 11:00-19:00
会期中休業日 7・8・14・15・21・22日
参加作家 安齋新・厚子、生形由香、SOK(鈴木絵里加)、只木芳明、長谷川奈津、林拓児、船串篤司、升たか

みちくさ
その言葉には何か惹かれるものがある。
いつもの道をちょっとだけ立ち止まる、ちょっとだけ外れてみる。
なんだか気がつけば陽が暮れていて、
つまらない事に随分と時間をついやしてしまったと慌てて帰途につくが、
そんな時にこそ出逢える大切なモノやコトがある。
民具なのか、はたまた手づくりの玩具なのか、無意識に手の中の記憶を辿るように作り出すモノたち。
工芸やアートピースとは違い、モノを作る愉しみの原初を辿る時間。
普段「器作り」をしている8組の作家たちが、ほんの少しだけ「道草」をしてみる企画展です。
道草作品と普段の器をあわせて展示販売致します。

陶像/升たか
女性像/船串篤司
テストピース/船串篤司

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