道草展 2018.8.4 satー8.26 sun 道草作品 安齋新・厚子 生形由香

2018.08.19

会期はじめは今まで経験したことがないほどの猛暑でしたが、お盆を過ぎ会期も終盤に向かった途端に秋の気配。
ほっと安心するのと寂しさと、心はいつも我儘です。

道草展も残すところ1週間。
参加作家さんの道草作品のご紹介です。

道草作品の素材は何でも良いですよ、と声がけして始まっておりますが、やはり身近な素材である陶器で出品してくださる方がほとんど。
普段の作品作りの合間の息抜きに制作されていらっしゃる気配を感じました。
安齋さんの「ねこ」は、普段の釉薬の静寂な雰囲気とは全く違う表情。
土の中から掘り起こされたのか、はたまた長年風雨に晒されたのか。

生形さんの器には、動物がモチーフとして登場することが多々あります。
そんな彼女の道草作品もやはり動物。
生形さんらしい釉薬のかかった動物たちは、北欧のオブジェのような雰囲気も。

どちらの作品も道草作品ですが、しっかりと安齋さんらしさ、生形さんらしさが現れています。
売約済みの作品も、会期終了までご覧いただけますのでお出かけいただけますと嬉しいです。

みちくさ展
2018年8月4日(土) - 8月26日(日)
open 11:00-19:00
会期中休業日 7・8・14・15・21・22日
参加作家 安齋新・厚子、生形由香、SOK(鈴木絵里加)、只木芳明、長谷川奈津、林拓児、船串篤司、升たか

みちくさ
その言葉には何か惹かれるものがある。
いつもの道をちょっとだけ立ち止まる、ちょっとだけ外れてみる。
なんだか気がつけば陽が暮れていて、
つまらない事に随分と時間をついやしてしまったと慌てて帰途につくが、
そんな時にこそ出逢える大切なモノやコトがある。
民具なのか、はたまた手づくりの玩具なのか、無意識に手の中の記憶を辿るように作り出すモノたち。
工芸やアートピースとは違い、モノを作る愉しみの原初を辿る時間。
普段「器作り」をしている8組の作家たちが、ほんの少しだけ「道草」をしてみる企画展です。
道草作品と普段の器をあわせて展示販売致します。

ねこ/安齋新・厚子
ひつじ/生形由香

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