赤木智子の生活道具店 「安藤明子のガーゼのものとサロン」

2017.05.04

ゴールデンウィーク。
暑いくらいの陽射しの下、みんなが幸せそうにニコニコお休みを楽しんでいる様子をみているだけでも連休気分に。
この連休中、matkaには次から次へと「赤木智子の生活道具店」の荷物が届き、箱を開ける度に大興奮の私達です。

今日から少しずつ、届いたものをご紹介してゆきます。

「安藤明子のガーゼのものとサロン」
衣服作家であり、旦那様である陶芸家安藤雅信さんとお二人で「ギャルリ百草」を主宰されていらっしゃる安藤明子さん。ガーゼのものとサロンを届けてくださいました。

サロン(saromb)というのは、アジアの民族衣装や平常着として着られている筒型のスカートや腰布、布を巻いたスカートの総称。スカートのように筒型の布の中に足を通し、余った布を畳み込んで着付ける。日本でも平面の布を立体に着る着物の文化がありますが、サロンはもう少し気軽なもの。

憧れていた明子さんのサロン。初めて着付けていただいた時、重なりあった腰まわりの布がしっかりと骨盤を支えてくれる心地よさ、着物を着た時のような背筋が伸びる感覚を感じました。季節で重ねる布を選ぶ楽しみ、色の重なりを作る楽しさ。着まわしもご提案させていただければと思っております。

ガーゼのものも、安藤明子さんの目線で作られた使い勝手、使い心地の良いものばかりが届いております。特にこの紐付き袱紗、無造作にバックの中に本を放り込んでしまっていた私には、とっても活躍してくれそうな袱紗です。会期スタートまで楽しみお待ちいただけますと嬉しいです。

赤木智子の生活道具店
2017年5月13日(土)ー6月4日(日)
open 11:00〜19:00
赤木智子さん在廊日 13日、14日
会期中休業日 火・水曜日

赤木智子 エッセイスト
1962年東京都生まれ。
東京学芸大学卒業後、現代陶芸を扱うギャラリーに勤務。1987年に赤木明登氏と結婚。1988年に輪島へ。2005年より、自身がふだん使う食器や衣類などを展示販売する「赤木智子の生活道具店」を各地のギャラリーで開催。
著書に『ぬりものとゴハン』(講談社)、『赤木智子の生活道具店』(新潮社)、『うつわを巡る旅』(講談社)。

参加作家
・及源の南部鉄フライパン
・白木屋伝兵衛のたわし・ちりとり
・上泉秀人の大きなしのぎ湯呑み
・小野哲平の小皿
・大村剛の小さな片口
・晴耕社ガラス工房のコップ
・野田琺瑯の洗い桶
・ギャラリーONOのガベ
・イバタカツエの湯呑み
・新宮州三のくりもの
・岩谷雪子の箒
・広川絵麻の湯呑みと蓋物
・壺田亜矢のそば猪口と片口
・高澤ろうそく店の和ろうそく
・佃眞吾の我谷盆
・辻和美の大きな片口とグラス
・安藤明子のガーゼのものとサロン
・早川ユミのスカート
・mon sakataのTシャツとパンツ
・ヤオイタカスミのワンピースと子供服
・アンティパストの靴下
・秋野ちひろの金属のかけら
・松林誠の版画
・CLASKA + 彦坂木版工房のパン
・赤木明登のぬりもの
・歩らりに古い子どもの椅子とガラス瓶
・古畑峰花の能登の手作り石鹸
・大谷哲也の入れ子土鍋

『うつわを巡る旅』
ほしいものはどこにある?(講談社)
赤木明登/著
赤木智子/著
いま、使いたいもの、心が動くものはどこにある?
塗師という作り手でありながら、熟練の使い手でもある赤木明登氏、ギャラリストであり、洗練された選び手でもある赤木智子氏が、いま、行く価値のあるギャラリーについて考えました。日本全国を巡って、ふたりが気に入ったところ、新しい発見があるところ、おもしろいものが見つかるところ。。。を自ら紹介します。そこからはまた、街とモノとの関係、新しい展開についても見えてきました。

単サロン リネンスモーキーピンク 裾ミミ/安藤明子
単サロン mina*momogusa"jelly beans"/安藤明子
重ねサロン 空五倍子色/安藤明子
紐付き袱紗/安藤明子
ハンカチハーフ 鉄納戸色/安藤明子
momogusa1blog.jpg
momogusa2blog.jpg