本をめくり 街をめぐる 2017年8月17日〜9月3日 『WOLS展 図録』『フルーツヨーグルトパフェ』

2017.09.01

いつかお邪魔したいと思っている美術館、「DIC川村記念美術館」。
こちらで今年の春、4月から7月にかけて行われていた『WOLSー路上から宇宙へー』展の、展覧会ポスター、図録などのデザインをサイトヲヒデユキさんが手がけていらっしゃいました。

第一次大戦後のドイツに育ち、フランスに移り住んだ WOLS(本名:アルフレート=ヴォルフガング・シュルツ、1913-51)。
10代から独学で水彩画、ドローイングを制作していたヴォルスは、収容所を転々とする暮らしの中で描く事に没頭しました。
今にも切れてしまいそうな、蜘蛛の糸のような描線と色彩。
たくさんの文学者、詩人たちにその才能を認められ、挿絵を依頼されるも、38歳という若さでこの世を去ってしまう。

壊れゆくWOLS内面の動きが連なる線となる作品に、ページをめくるたびにチラリと差し色で写る朱色がWOLSの人間らしさを投影するかのように効いている図録です。

好評いただきました、BOOK CAFEスタイルの営業も、いよいよ明日、明後日の2日間を残すのみとなりました。
夏の名残を楽しみにお出かけください。

本をめくり 街をめぐる
@matka @REBEL BOOKS @suiran(天華堂書店)
2017年8月17日(木) - 9月3日(日)
※会期中休業日、営業時間は各店舗営業カレンダーによる

matka http://matka122.com
REBEL BOOKS http://rebelbooks.jp
suiran http://suiranbook.exblog.jp

都心から自動車、新幹線で共に1時間。群馬県内最大の商都でありながら、自然が近く、歴史と文化が調和した高崎市。
市街地から相次いで大型スーパーや百貨店が撤退するも、個性的な小さな商店が通りを賑わせている。
もう一度高崎の魅力を見つけに行こう。
"本と街(建築物)、人"をキーワードとした matka、REBEL BOOKS、suiran(会場天華堂書店)の共同企画。
ゆっくりと街を回遊し、高崎の歴史を紐解き、文化に触れる夏になりますように。

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