入荷のお知らせ

2015.05.15

2月に開催した「赤木明登うるし展」でいただいた、ご注文の漆皿たちが少しずつ届けられ、箱を開ける度に受取りいらっしゃる方達の笑顔が浮かび嬉しくなります。

今回届いた荷物を開けると、漆器でなく陶器のお皿が入っておりました。
私達が楽しみに待っていたもの。

赤木明登氏がディレクションし、李英才さんがディレクターを勤める、ドイツ マルガレーテンヘーエ工房で製作されたデザート皿。
素材の味わいを見せつけたり、形の揺らぎを表現したりを一切せず、「完璧なつまらなさ」を求め、ドイツの職人さんに1つ1つ手で轆轤をひいてもらって作り出した普通の器。
それでも、ただ其処にあるだけで、じんわりとした温かさがつたわり、みている事に飽きのこない佇まいです。

一昨年都内で開催されていた「うちの食器棚」展にて、作家さんの名前だけを控え、どういった経緯で作られたものなのかを知らぬままに、その美しさに惹かれて連れて帰ってきたディナー皿。
釉薬の色彩、フォルム、艶。
matkaの食器棚の中でも群を抜いた美しさで、使わない時にも時折取出しては愛でていた器です。

先日のうるし展で、赤木さんご本人から経緯をお聞きし、お手元に残っている在庫を全て送っていただく事になりました。
残念な事に、ディナー皿は既に完売、デザート皿のみの入荷です。
書き添えられた「本当に本当に最後です。」の言葉に、全て手元に残しておきたい気持ち半分、求めてる方の手元にお届けしたいの半分と複雑な気持ちになりました。
暫くは店頭でご確認いただけると思いますので、その美しさを愛でにお出かけいただけますと嬉しいです。

マルガレーテンヘーエ工房デザート皿 / designed by 赤木明登

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