「ワインとうるしの器でお食事会」ご報告

2015.02.26

先週末の二夜にわたり、「ワインとうるしの器でお食事会」が開催されました。
当初は21日(土)のみの予定でしたが、キャンセル待ち、お問い合わせ多数のため、赤木さんのご好意もあって2日間の開催となりました。

ワインのセレクトは、赤木さんが最近ご贔屓にされているヴィナイオータの太田久人社長。
ワインのサーブ、解説は赤木さんご自身が。
今回のダイレクトメール用に書き下ろしていただいた赤木さんの文章から、どんなワインが届くのか期待度は日に日に高まっていたのですが、届いたワインは期待以上の美味しさで、ご参加してくださったお客様からは感嘆の声が。
美味しいワインに、美しいうるしの器。
皆さんとても楽しそうに、あっという間に時間が過ぎてゆきました。

このお食事会を企画した切欠。
工房へ伺った夜、赤木さんご夫妻が沢山のうるしの器を使って、能登の美味しいお魚、美味しいお酒でもてなして下さいました。
他愛無い話の中に、時折混ざるうるしのお話、赤木さんの人柄。
漆に限定される事の無い、大切なお話をお聞きしました。
そんな素敵な夜を皆さんと過ごせるようにとの企画です。

今回のお食事会用にご用意してくださったうるしの器達。
能登鉢とディナー皿。
漆の黒に、お野菜の赤、黄、緑が映えて、とても美しかったです。

実は、大皿をお借りしたいと赤木さんにお願いしていたのですが、届いたのは私が憧れていた切溜。
料理の材料入れや保存に使われた、日本古来の台所道具。
拭き漆の仕上げで木目が透けて見えます。
お鍋などの材料を盛ったり、入れ子式の箱をそれぞれ組み合わせて3組の蓋物にしたり、料理を盛る器としても。
奥様の智子さんの本の中で「お結びを運んで。。。」と紹介され、私も今回は真似て黒米お結びを握りました。

いつか、いつか、私の宝物として手にしたい、と思い続けていた切溜。
赤木家で10年以上使われてきた切溜は、使って改めてその勝手の良さを感じた二日間でした。

いつもイベント時に写真を撮りそびれてしまう私達。
今回は友人の写真家さんに、お食事会の様子をカメラに納めていただきました。
お写真で楽しかった夜をご報告させていただきます。

photo/上原ミワ

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