ワインとうるしの器でお食事会

2015.01.30

1月は行く、のことわざ通り、お正月休みをゆっくりいただいた分、matkaは二人揃って忙しく動いております。
今週末からはいよいよ2月に入り、19日(木)からは楽しみにしていた赤木明登さんのうるし展もスタートいたします。
1月以上に気を引き締めて、空回りしないように、と今から力が入っているmatkaです。
うるし展に併せたイベント「ワインとうるしの器でお食事会」ですが、私達自身も楽しみにしている企画。
赤木さんがご贔屓にされているヴィナイオータの太田社長にセレクトをお願いし、美味しいbioのイタリアワインをご用意していただく事になっております。
美味しいワインに、うるしの器、私のお料理で少しばかりお手伝いさせていただいて、メインはもちろん赤木さんのお話し。
楽しい夜になることは間違いないようです。。。

お食事会は既にお席残り少なくなってしまいましたが、赤木さんには21日・22日の2日間在廊いただく事になっておりますので、是非このタイミングでお足をお運びいただければ幸いです。

ワインとうるしの器でお食事会
2月21日(土)19:00 start 
定員 15名(要予約)
会費 5,000円
イタリアのビオワインと漆の器で楽しむお食事会。
色気ある漆の肌に酔い、ビオワインの香りに頬を赤らめ、うるしとは、うつわとは。。。気取らず賑やかな夜となりますように。

ワインセレクト 太田久人/ヴィナイオータ
料理 吉井美晴/matka

ご予約は tel 027-386-2428 mail info@matka122.com

(A→O)
「昨年の春に最初に送っていただいた1ケース。
そのときはちゃんと気がつかなかったのですが、今から考えると、宝物のような一箱だった気がします。一番最初に開けたのは適当にサッサイアでしたが、衝撃的な個性でした。次のプロセッコにしびれ、ランブルスコに恍惚となり、カーゼコリーニで打ちのめされました。
今更ですが、ありがとうございました。」
(O→A)
「宝物のお言葉、ありがとうございます!
実際、個性界のオールスターで臨ませていただきましたので(笑)。個性が強くても、アクが強いわけじゃなく、心地悪いどころかスイスイ進む...これが全てだと思います。個性は作者が違うのなら、それを狙っていなくても備わるものだと思いますし、食べる&飲む=生きるならば、生きやすい方がいいですよね(笑)。なんにせよ、実際にモノを作られる方にそのように言ってもらえる事は、僕にとって非常に光栄なことです!」
 
さて、これはここのところ愛でているワインの話であるが、同時に、器作りにとって、いちばんの課題でもある。「狙った個性ではなく、滲み出る個性」。実は柳宗悦の民藝理論の核心も此処にある。小さな私を表現することをけっして目的とはせず、土地に根ざし、素材を慈しみ、用途に忠実であればこそ、滲み出てくる私こそ、かかけがえのないものとなる。

特別だけど、あたりまえのワインと漆の器での食事をお楽しみください。

赤木明登

ワインとうるしの器でお食事会
2月21日(土)19:00 start 
定員 15名(要予約)
会費 5,000円
イタリアのビオワインと漆の器で楽しむお食事会。
色気ある漆の肌に酔い、ビオワインの香りに頬を赤らめ、うるしとは、うつわとは。。。気取らず賑やかな夜となりますように。

ワインセレクト 太田久人/ヴィナイオータ  料理 吉井美晴/matka

ご予約は tel 027-386-2428 mail info@matka122.com

赤木明登 あかぎ・あきと / 塗師
1962年岡山生まれ。
中央大学文学部哲学科卒業、編集者を経て、1988年に輪島へ。
輪島塗の下地職人・岡本進のもとで修行。1994年に独立。現代の暮らしに息づく生活漆器=「ぬりもの」の世界を切り開く。
1997年にドイツ国立美術館「日本の現代塗り物十二人」展
2000年に東京国立近代美術館「うつわをみる 暮らしに息づく工芸」展
2010年に岡山県立美術館「岡山 美の回廊」展
2012年にオーストリア国立応用美術博物館「もの 質実と簡素」展に招待出品

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