ギャラリー納め

2014.12.27

多くの方が年末年始のお休みに入られたようで、matkaの通りも朝夕の車の往来が減ったように思えます。
皆さまが良い新年が迎えられますように。。。

2014年は、matka1周年の年でした。
私達夫婦それぞれが本業と並行してのお店の運営。
その合間をぬって沢山のギャラリーさん、器やさんに脚を運ばせていただきました。
お勉強の為、という名目以上に、大好きな作家さん達にお会いしたくて、スケジュールの都合がつく限り動いた一年。
ギャラリー納めということで、先週の定休日には今年最後のギャラリーめぐりに都内へ出かけてまいりました。

その内の一つ。
多くの作家さんが信頼を寄せる、西麻布「桃居」さんでの升たかさんの個展。
スケジュールの都合で在廊日ではない日に伺ったのですが、偶然居合わせた升さんから沢山のお話をお聞きすることができました。

子どもの頃から絵を描くことが好きだったという升さん。
若かりし頃は寺山修司さん主宰の劇団「天井桟敷」で俳優をしていた、という履歴もお持ちだったり、イラストレーター、ガラスや着物の世界にもいらっしゃった事があったりと、兎に角多才。
陶芸の世界でも独特な絵付けが升さんらしさを現し、魅力的な作品ばかり。

ペルシャや、中国、東南アジアから西洋的なものまで。
古物の焼き物の写しでなく、着物の紋様や、仏画、西洋美術などから持ってくるという。
異国の雰囲気をまとった日本の焼き物。
「僕の器がたくさんあったら煩いでしょ。落ち着いた器の中にポツンとあったら良いの。」
「野原にポツンと1輪咲いていたらね。」

作家さんから学ばせていただく事は沢山。
作品や技術的な事はもちろんですが、それ以上に人生観、モノの価値観がしっかりとブレずに生きていらっしゃる方が多く、お話を伺いながら勇気づけられる事ばかりでした。
来年も沢山の素敵な作家のお話をお聞きする機会に恵まれますように。

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